本校の特徴

国際バカロレア機構(IBO)とは

インターナショナルスクールの卒業生に、国際的に認められる大学入学資格を与え、大学進学へのルートを確保するとともに、学生の柔軟な知性の育成と、国際教育の促進に資することを目的として1968年に国際バカロレア機構(本部:ジュネーブ International Baccalaureate Organization:IBO)が発足しました。
国際バカロレアには、3歳~19歳の子どもの年齢に応じて3つのプログラムがあります。
(1) PYP (Primary Years Programme:初等教育プログラム) 3歳~12歳
(2) MYP (Middle Years Programme:中等教育プログラム) 11歳~16歳
(3) DP (Diploma Programme:ディプロマプログラム) 16歳~19歳
 DPの課程を修了し統一試験に合格することで、国際バカロレア資格を取得することができます。国際バカロレア資格は、国際的に認められている大学入学資格の1つであり、日本においても大学入学資格として指定されています。
現在 IB に認定されている学校数は世界141か国において約3,500校に上ります。日本での認定校数は16校、うち学校教育法第1条に規定されている学校は、5校だけです。

IBの理念

IBの教育理念は全人教育にあります。DPでは、総合的でバランスのとれたカリキュラムを提供し、独自の評価システムを実施することによって、生徒に学術性の高い課題へ挑戦することを促すとともに、地域での奉仕活動や様々な自主的活動により責任感や社会性を育む教育を行っています。プログラム全体を通じ、生徒に論理的思考力や表現力、さらには探究心や学術的思考、異文化に対する理解と寛容性などを育むことを重視しています。



IBの種類と本校が提供するプログラム


IBには、前述のように、PYP・MYP・DPの3つのプログラムがありますが、本校では高校2年生・3年生でDP(ディプロマプログラム)に取り組みます。
DP は、16歳から19歳までを対象としており、合格すると世界各国で認められている大学入学資格を得られる最終試験があるプログラムです。DPでは、総合的でバランスのとれたカリキュラムを提供し、高度な試験と評価を実施することによって、認定校の生徒が高度な知的水準や学術水準に挑戦すると同時に、責任ある地域社会の一員となって国際理解を深める総合教育を行います。

IBDPによる期待できる効果と望める進路

IBDPの最終試験に合格することで、国際的に通用する大学入学資格が与えられます。欧米をはじめ全世界で約2000前後の大学が入学者選抜で考慮しています。IBDP取得者は、高度な表現力や思考力、コミュニケーション能力を育んでいることを世界の大学は認めていますから、一般の学生に比べて合格率は極めて高くなります。また、最終試験のスコアによっては、大学での単位が認定されたり、奨学金が与えられたりする場合もあります。近年、日本国内でもIBDP取得者を評価する大学が増加してきています。

IBDPの教科


IBDPのカリキュラムにおいて生徒は6つのグループで構成される学習とEE(Extended Essay: 課題論文)、TOK(Theory of Knowledge: 知識の理論)、CAS(Creativity, Action, Service: 創造性・活動・奉仕)の3つを履修することとなっています。
どのグループにおいても、学習したことを実社会での出来事や問題と関連付け、実際に活用できるよう配慮した学習活動を行うことが重視されます。また、IBDPの中心はあくまで学習者である生徒であり、教員はそれをサポートする役割として位置付けられ、さまざまな学習方法を取り入れながら、生徒の経験や既存概念に基づく学習活動を中心にして授業が組み立てられます。IBDPの学習には、What When Where Who Howの知識に加えて、WhyとEffectsを分析する力が求められるのです。

◎ 6つのグループ(各グループから1科目選択)
グループ1:第1言語[母語]
グループ2:第2言語[外国語]
グループ3:個人と社会[歴史、地理、経済学、哲学、心理学、経営学など]
グループ4:実験科学[生物、化学、物理、環境システム、デザイン技術]
グループ5:数学とコンピュータ科学[数学、数学的研究、コンピュータ科学]
グループ6:芸術または選択科目[美術・デザイン、音楽、演劇またはグループ1〜グループ5から1科目]
◎EE(Extended Essay: 課題論文)
自分で決めたテーマで研究し、論文を完成させます。
◎TOK(Theory of Knowledge: 知識の理論)
知識の習得方法や活用方法、さらには知識の価値について学習し、知的探究への意識を高めます。
◎CAS(Creativity, Action, Service: 創造性・活動・奉仕)
生徒自身が社会奉仕について考え、活動を計画し、ボランティア 活動などに取り組みます。

IBDPの教員

IBDPに携わる教員には、IBOが実施する科目別ワークショップやコーディネーター向けワークショップなどの教員研修(Professional Development)に参加することが求められます。また、各科目の教材などがIBOのオンラインカリキュラムセンターに膨大に蓄積されており、各学校はそれを活用して学習を進めることができます。

Q&A

Q IBDPの学習で使用される言語はなんですか。(英語で行われるのですか?)

A グループ1[第1言語]は日本語ですが、その他の科目やEE、TOKは全て英語で行われますので、受講生には一定の英語力が求められます。

Q 日本の高等学校卒業資格は得られますか?

A IBDPの受講生であっても、高等学校学習指導要領に定められている科目も履修しますから、高等学校卒業資格も同時に得ることができます。

Q 授業時間だけで終わりますか。

A グループ1からグループ6の授業とTOKは授業時間内で行なう学習ですが、EEとCASは放課後や長期休業を利用して自主的に行なう学習です。また、科目によってはホームワークが出されます。

Q 受講するために必要な費用はいくらですか。

A IBDPを選択する生徒には、本校の授業料の他に年間28万5千円の受講料が必要となる見込みです。ただし、本校が規定する基準を満たす生徒には、受講料分の国際バカロレア奨学金が支給される予定です。

Q IBDPの学習はいつ、どこで行うのですか。

A グループ1からグループ6の学習とTOKは、授業時間内に行います。本校ではSelf-Study Spaceを設けてIBDP学習の場所とします。授業だけでなく放課後も使用できるようにします。

Q IBDPの学習はいつから始まるのですか。

A 2015年4月からスタートしています。IBDPは高校2年・3年のプログラムですから、2014年4月に高等学校課程に入学する生徒が第1期生ということになります。IBDPを希望する生徒には、高校1年時に準備プログラムを用意しています。

Q 希望する生徒全員が受講できるのですか。

A グループ1の授業以外はすべてが英語で行われますので、受講生には一定の英語力が求められます。今のところTOEIC540程度あるいは英語検定2級程度以上の生徒の受講を想定しています。また、IBDPは英語力を養成するためのカリキュラムではなく、全人教育のためのカリキュラムですから、全ての学習に向上心を持って意欲的に取り組む姿勢がなくてはなりません。


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