建学の精神

フロンティア・スピリット

栗本学園における教育理念は、建学の精神である「フロンティア・スピリット(開拓者精神)」の涵養という一語に尽きます。本学園の創立者である栗本祐一先生は、若き日にカナダ西部のアルバータ州にある州立アルバータ大学に留学し、そこでカナダ人が西部大開発に費やすエネルギーに触発され、自然に開拓者精神を体得し、その哲学を自己の生涯の指針として持ち続けました。本学園の創立に際しても、開拓者精神を教育の根底に据えました。その理念は現在に至るまで受け継がれているのです。栗本祐一先生は、この開拓者精神の神髄について次のように述べています。
『本学における教育の基本姿勢は、開拓者精神の浸透であり、これが本学の教育理念と方法の淵源である。開拓者精神を端的に説くことは難しいが、元来は、山野荒地を拓いて人間の住むに適した社会を創るために刻苦する魂であり、新しい分野を拓いて人類社会のために尽くす不屈な人生を意味するものであり、アメリカやカナダの広大な新天地を拓いて、新国家の建設を成し遂げた開拓時代の強靭な精神を称えた「フロンティア・スピリット」を指すものである。この一語を我にも人にも繰り返し説き聞かせつつ今日におよんだのであり、学園の歴史の頁にこの魂の込められていないものは一つもない。来り学ぶ学生の進路を創造し、己自身の開発と将来において活躍する分野を開拓することこそ、建学の精神なのである。』
名古屋国際中学校・高等学校はフロンティア・スピリット溢れる世界と日本の未来を担う国際人の育成に取り組んでいます。